内生的貨幣供給の功罪

 今回のコラムはMMTを解説する予定でしたが、その前に「内生的貨幣供給論」の解説を行います。(「内生的貨幣供給論」はMMTの基盤の一つとなっています。) 「内生的貨幣論」はMMTだけでなく、ポスト・ケインジアンの中で広く論じられている理論です。今回は、内藤敦之「内生的貨幣供給理論の再構築―ポスト・ケインズ派の貨幣・信用アプローチ」から、「内生的貨幣論」を紹介します。(なおこの本は、L..ランダル・レイの議論の紹介が多く、MMT/現代貨幣論という言葉こそ出ていませんが、表券主義という言葉でJGPを含むレイの現代貨幣論の一部を解説しています。) 「内生的貨幣供給論...