【論文要約】『貨幣の名目制:表券主義の貨幣理論』~なぜMMTは「新表券主義」ともよばれるのか?

  今回は内藤敦之先生の論文『貨幣の名目制:表券主義の貨幣理論』の紹介をします。 この論文はMMT(現代貨幣論)の論文として面白いのですが、ネット上で公開されるまで2年かかるとのこと。MMTはここ最近、アメリカでの大論争が日本にも波及し、大手メディアに取り上げられたり、日銀総裁への質問や国会での麻生大臣への質問に登場するなど、今が「旬」です。 公開されるまで2年も待っていられない、やるなら今でしょ、ということでこの論文を要約して紹介していきたいと思います。 貨幣の名目性貨幣とはなにかという問いには、教科書的には3つの機能に説明されています。すなわち、「交換手段」「価値貯...