MMT騒動で改めて、貨幣現象ではない実体経済を回復させるための手立てを見直す

 世の中の問題点をいかに解決すればいいのか。そのために、世の中の仕組みをつまびらかにして、その仕組みに従って解決案を考える、そういう流れがあれば、論理的な思考が効果的に適用されるというものだろう。 現代貨幣理論(MMT)と称される理屈で示される話は、その構図を導き出すために現行の貨幣現象を説明するものとして作り出されたものだという。その出発点は以下の二つの仮説である。 貨幣の信用の根拠は、国家が租税の方法として強制しているから、という租税貨幣論。貨幣は貸し借りから生まれるという、負債貨幣論。 それをもとに、いろいろな貨幣現象を説明するというのがMMT...