「文書必携」のこと

 私は旧財閥系の機械メーカーに職を得て、色々な機械品の生産に携わりました。最初の製品は「潜水艦」で、最後に関係した製品は「原子力発電所」です。 もちろん担当したものはそれらのごく一部の部分で、「潜水艦」では「魚雷射撃演算盤の搭載前陸上試験」ということで、「原子力発電所」では「一次系計装品の定検」というものです。  で、職を得て最初に教えられたことが、文書の書き方です。それを示した、いわばテキストにあたる小冊子が「文書必携」というマニュアルでした。 その小冊子の冒頭に書かれていたことが「仕事は『文書』で行う」という一言です。 その時感じたのですが、『文書』には「文言」を散りばめるこ...