「主権通貨」という言葉:『日本版貨幣論の基礎』補遺

 「主権通貨」という言葉は「MMTという屁のつく理屈」を語る連中が使う言葉です。  なぜMMTが屁理屈かというと、「銀行貨幣=預金通貨」という妄想もさることながら、「金融資産は所得に変えることが出来る、その逆である所得は金融資産に変えることが出来る」ということを認めていないからです。もちろん他の経済学もこのことは認めていません。 このことを認めるとケインズが立てた「一般理論」を全て否定することになり、「経済学全体」の存立さえ危ういものになるからです。  ですが、煎じ詰めれば使った金の合計がGDPであるわけです。お金は使うということは、生産に伴ってある人から他の人へお金が...