ただ飯を食う話

  「ただ飯」を食えるなら、食い続ける人が出てくるのは世のならいです。  もうかなり昔のことですが、「あること」がもとで「ただ飯」を食える「場所」が出来ました。それも相当長期間にわたって利用できたのです。 「あること」の影響もかなり薄らぎ、世の中も落ち着いてきたので、「場所」を開設していた自治体はそこを閉鎖することにしました。もうその時はその「場所」を利用していたのは1家族のみとなっていました。形としては、自治体がその家族を「場所」から追い出すことになったのです。 メディアはこの事態を報道しました。世の人は「追い出すなんて、なんと可哀そうなことをするのだ! 血も涙もない...